【3分で読める】JICAでも使用されているPDCAサイクルとはなにか、わかりやすく説明します!

2022年5月13日金曜日

PDCA 国際協力 政策

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PDCA

 

JICAの支援や公共政策の勉強をしていると、PDCAサイクルという言葉がでてくることがあります。PDCAサイクルってそもそも何なんでしょうか。国際協力の現場で重要なものなのでしょうか。

今回はPDCAサイクルとは何か、国際協力の現場でなんで必要なのかお話ししたいと思います。


PDCAサイクルとは

JICAのホームページを見てみると、PDCAサイクルとは

事業活動の継続的な改善を目的としたマネジメントサイクルであり、Plan、Do、Check、Actionの4ステップからな」るもののことを指します*1。

Plan、Do、Check、Actionの頭文字を取ったのがPDCAですね。

具体的には、それぞれ以下の意味をもちます。

  • 政策の立案(Plan):あるプロジェクトを作ること
  • 政策の実施(Do):作ったプロジェクトを実際に行うこと
  • 政策の評価(Check):行ったプロジェクトによってどんな効果がでたか(もしくはでなかったか)を評価すること
  • 政策の改善(Action):評価を受けて何を改善するか考えること→改善点を踏まえ、新たなプロジェクトの作成につなげる。

 

例えば、実際の国際協力のプロジェクトだと以下のように考えます。

 

  1. 政策の立案(Plan):より多くの子どもに教育を受けてもらうために学校を建設するプロジェクトを立ち上げる
  2. 政策の実施(Do):実際に学校を建てる。
  3. 政策の評価(Check):学校を建てたことで、教育を受けた子どもが増えたかどうかチェックする。
  4. 政策の改善(Action):チェックの結果、学校を建てるだけじゃなく、先生のトレーニングを行ったほうがより質の高い教育を受けられる→先生のトレーニングのプロジェクトを立ち上げる

このサイクルをうまく回すことで、より効果的なプロジェクトを実現するというのが、このサイクルの目的です。

ちなみにJICAでは、このサイクルを事業評価の一つの指標としています。*1

 

国際協力の現場でなんで必要か

上の説明を読んでピンときている人も多いと思いますが、国際協力で何かプロジェクトを行う際、1つの援助で多くの人の生活の助けになったり、途上国の発展に大きく貢献できる支援が良いですよね。また、いくつかのプロジェクトが効果的につながりを持っていたほうが、全体として意味のある支援になりそうですよね。その辺りを考えたとき、PDCAサイクルでプロジェクトを考え、進めることは、とても効果的なやり方でもあるんです。

ちなみに、こうしたプロジェクトの動かし方のモデルは他にもあり、公共政策を学ぶと知ることができます。公共政策って何?ってなった人は、政策学の記事も読んでみてくださいね!

JICAについてはこちらの記事で説明しています!

【3分で読める】JICAとは?なにをしている組織?JICAで働くには?業界関係者がわかりやすく説明します!



*1 独立行政法人 日本国際協力機構 JICAの評価制度とは JICAにおける事業評価の仕組み




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