執筆:Yuto Nomad
「そんなつもりじゃなかったのに…」
そう言いたくなるのが、海外での“マナー違反”。日本では普通の行動でも、現地では驚かれたり不快に思われたりすることがよくあります。
今回は、海外生活で実際に見聞きした「やってしまいがちな日本人のマナー違反」を10個、各国の文化背景とともに紹介します。
1. チップを払わない(アメリカ・カナダ・中南米など)
「サービス料込みと思った」が通じないのがチップ文化圏。払わないと「失礼な人」と見なされることも。
- 対策:レストランでは10〜20%が基本。あらかじめチップ文化の有無を調べておきましょう。
2. 靴を脱がずに家に上がる(ヨーロッパ・オーストラリアなど)
逆に「靴を脱がないのが普通」な国もあるが、一部の家庭では「脱がないのは不潔」とされるケースも。
- 対策:訪問先では「靴を脱ぐべきか」聞くのがベスト。靴下にも気を配って。
3. 公共の場で静かすぎる(イタリア・南米など)
「空気を読む」文化がない国では、逆に無言が「不機嫌」や「壁を作っている」と誤解されることも。
- 対策:軽い挨拶や雑談は好印象。表情やボディランゲージも活用しましょう。
4. 写真を勝手に撮る(インド・中東・アフリカなど)
人や宗教施設、警察・軍施設を無断で撮影するのは非常に失礼、または危険。
- 対策:「Can I take a photo?」の一言を忘れずに。
5. 頭を触る(タイ・ネパールなど)
仏教文化圏では頭は神聖な場所。子どもでも頭を撫でるのはNG。
- 対策:親しみを込めていても避けましょう。感情表現は言葉や表情で。
6. 食事中に音を立てる(アメリカ・イギリスなど)
日本の「ズルズル音を立てて食べる=美味しい」文化は、海外ではマナー違反。
- 対策:音を立てずに食べるのが基本。ラーメンでも注意!
7. 電車で電話をしない(逆にOKな国もある)
日本ではNGの通話、海外では「普通に通話OK」な国も多い。逆に静かすぎると浮く。
- 対策:現地の電車・バスで観察して空気を読む。臨機応変に。
8. お辞儀をしすぎる(非アジア圏)
日本人特有のお辞儀文化も、欧米では違和感に。「頭を下げる=服従」と誤解される例も。
- 対策:握手・ハグ・アイコンタクトを覚えると交流がスムーズに。
9. 遠慮しすぎる(ドイツ・アメリカなど)
「自分の意見を言わない=無責任」と見なされる文化圏では、日本的な遠慮が誤解される。
- 対策:主張は礼儀正しく、でもハッキリ伝えるのが基本。
10. ノーリアクション(フランス・ブラジルなど)
喜怒哀楽の反応が薄いと「感情がない」と思われてしまうことも。
- 対策:笑顔・驚き・リアクションをオーバーに表現するのも文化適応の一歩!
まとめ:知らないうちに「失礼な人」にならないために
海外で暮らすとき、日本の常識は必ずしも通用しません。マナー違反は相手との信頼関係にも大きく影響します。
大切なのは、「郷に入っては郷に従え」という姿勢と、相手文化へのリスペクト。
海外生活をもっとスムーズに、もっと楽しくするためにも、マナーの違いを知り、日常に活かしていきましょう!
執筆:Yuto Nomad
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