国際機関の履歴書・P11フォーム完全ガイド【採用担当者が見るポイント】

2025年8月22日金曜日

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国際機関の履歴書・P11フォーム完全ガイド【採用担当者が見るポイント】

国際機関の採用では、履歴書やP11フォーム(国連共通応募用紙)が最初の関門です。 ここで印象を残せなければ、面接の機会も得られません。本記事では、採用担当者の視点から 「合格につながる履歴書・P11フォームの書き方」を解説します。

P11フォームとは何か?

P11フォームは、国連や国際機関で広く使用される標準応募フォームです。 学歴、職歴、専門スキル、語学能力、業績などを記入します。 特徴は、**成果を数字で示すこと**と**コンピテンシーを意識して記載すること**です。

履歴書との違い

  • 履歴書:応募先ごとに自由形式。職歴・学歴・資格・自己PRが中心。
  • P11フォーム:国際機関共通フォーマット。コンピテンシー(行動特性)を重視。

書き方の基本原則

  1. 成果を定量化:「何をしたか」だけでなく「どれだけ成果を上げたか」を明示。
  2. 専門性を明確化:自分の強みを専門分野ごとに整理し、職務経験と結び付ける。
  3. 簡潔かつ具体的に:長文にならず、1文で成果と方法を示す。
  4. 動詞で始める:Led, Managed, Coordinated, Implemented など、行動を示す動詞を使用。
  5. 言語は正確に:英語(または応募言語)で、文法・スペルミスは絶対に避ける。

コンピテンシー別の書き方例

国際機関では、行動特性(コンピテンシー)が重視されます。例:

コンピテンシー記載例
リーダーシップLed a team of 5 to implement a $1.5M project in renewable energy, completing ahead of schedule.
分析能力Conducted quantitative analysis on procurement data, reducing operational costs by 12%.
コミュニケーションCoordinated between local government and NGO stakeholders, achieving consensus on project scope.
問題解決Developed risk mitigation strategies that prevented project delays in a high-uncertainty environment.

よくあるミスと回避策

  • 成果が定量化されていない → 数字で表す
  • 長文で読みづらい → 1文で簡潔に
  • 応募する職務と経験が結びついていない → 職務ごとに関連経験を整理
  • 誤字脱字 → 英文チェックツールで必ず確認

提出前のチェックリスト

  • 全ての経験・成果が最新か
  • 職務内容が応募ポジションに関連しているか
  • 数字や期間が正確か
  • 文法・スペルミスがないか
  • 推薦者や参照情報が適切に記載されているか

まとめ

国際機関の採用で最初の壁となるのが履歴書・P11フォームです。 成果を定量化し、専門性を明確に示すことが合格への近道です。 本記事で紹介したポイントを押さえれば、応募書類で差をつけ、面接への扉を開くことが可能です。

 

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